妖魔な俺様と下僕な僕・5 (椹野道流)
2005年 06月 12日
関係ないことですが、この「妖魔」を表示するのに1分近くかかりました。
……一発で出せとはいわないけど「見て」るんだから、候補に入れてくれてもいいじゃないの、ことえりちゃん。よけいな単語は覚えてくるのになー。
ちなみにこの(略して)「妖俺」、普通にBLなので書くの控えていたんですけど(今更)、今回は駄目でした……ううう。椹野道流先生、たまに悪魔のような人だと思ってはいますが………いつも思うんですけど、どうしてこう、キャラクターを(物理的に)痛めつけるときには容赦がないんだろう……読んでいる側としては物理的に痛い目見ているキャラクターの、その時の可愛そうなぐらいの、場にそぐわない痛々しいいろんな思いに引きずられ、作者に苦情の一つも云いたくなるとゆー(笑)。なにもそんなダブルで痛めつけなくたっていーじゃないですか!!!
というわけで、かなり痛かった……大人の世界は怖いので「妖俺」シリーズは読んでませんとかいう人もいるかもしれない(いるかな)。
「奇談」シリーズでゆーと「土蜘蛛」「海月」でぼろぼろになった記憶のある方は、とりあえず涙対策をしてから読みましょう……私は油断していました(泣)。発売日に気付かなかったぐらい。←それは別問題。
奇談シリーズには最近ちょくちょく出張中のふたり、妖魔(まだ一発で出ない)の司野と下僕の正路。今回は正路が陽炎の呪にかかって5歳児に! という絵的には大変プリティな事件ですが、読んだら児童福祉関係者が苦言を呈すんじゃないかとゆーくらい(大げさ)しんどかった………。反面、事件解決後の進展も大きかったんですけどね、……天本とちがって、しっかりきっかり元は取るよな、司野……(笑)。
奇談シリーズで見る時と、こっちで見る時とで主役二人の印象が違うのは「視点」のせいに他なりませんが、こっちで見る司野の人間臭さレベル上昇ぶりが、とってもわっかりやっすく見られる、5巻です。ちなみにすげー痛い目にあったのは(やっぱり)正路。考えてみれば一巻で初登場時から既に死ぬほど痛い目にあってるんですが(てゆーか死ぬところだった)。
とゆーことはそろそろしのっちが物理的に痛い目にあう日もくるんでしょうか。いや、来たらまずいだろ、司野弱る=正路給油(違)。多分、今回みたいに精神的に痛い目にばっか遭うんでしょう……問題は本人がそれを辛かったと具体的に理解出来ていない(認めない)とこで。
「離れるな」
とゆーたった4文字の司野の台詞に転げ回りそうになりました。
それ殺し文句!? いや、普通に文字通りの意味で云ってたらしいんですけど。なんでこんな台詞で暴れそうになったのか自分でも謎です! ちなみに口絵がこのシーンなんですが……こっちは絵的にやばかった…らしい(すみません、小さい子供は好きですが、そっちの趣味はないんで)。
奇談でもこっちでも思うんですけど「妖魔」的視線っておもしろいんですよね。色々取っ払ってみれば、司野や小一郎のものの見方や考え方はたいていにおいて正しい。想像力を働かせて、広い視点でものを見たり考えたりというのは大切なことなんですが、たまに彼らの「それだけのことだろう」みたいな物言いには「そーですね」と苦笑を禁じ得ません。
今後もますますシニカルでたまにかわいい「妖魔」たちから目が離せませんよ。ちなみに来月頭には「奇談」も新刊が!! ……ほ、本棚片付かない…………(今月に入って何冊買ったかは内緒です……)最近何してるのって云われても「仕事して家事やって本読んでる」としか答えようがない感じ!!!
話はちょっとそれますが、私が「奇談」シリーズでぼろぼろになった巻は「蔦葛」でした。どのぐらいやばかったかって、覚えてないくらい大作のファンレター(苦情まじり)送っちゃったんですよ。当時はちょくちょく送っていたファンレター(ちなみにペーパーに手紙の裏のらくがきまんががのっかっちゃったことがある)ですが、あのときはもう他人事じゃなかったんですよ。
うっかり、同じような境遇に立っていたんです、私。
読んだ人はあの巻で「誰」が「どんな」境遇に立っていたかご存知でしょうから、ここには書きませんが(っつかここに書くのはどーかと思ったんで)、なんてこった、タイムリーにも程がある! と滅多にないほど感情移入しちゃってたと思います……思い出しても嫌すぎる、めんどくさいばかりか苦しいわ悔しいわで、イザって時は簡単派の自分でも嫌になるぐらい、がんじがらめになっていた時期だったんですよ!!
かなり動転・興奮・精神不安定になっていたと思うんですが……おそろしいことに半年近くあとに先生ご本人から、すーーーーーーーっごく言葉を選んだであろう素敵かつ、簡潔な励ましのお言葉をお返事いただけました。当時の私の問題が片付いた頃だったのもあって、嬉しい反面、大変申し訳なく思ったのを覚えています。
それ以来、お手紙は控えているんですけど(ファンサイトもROMです)、ひさしぶりに「あんまりいぢめないでーーーー(泣)」と苦情を一発入れたくなった「妖俺」新刊でした、とゆーことで。
サイトデザイン大胆変更のためのお絵描きをしよーかと(遅)。
レイアウトだけじゃなんにもならないよ、私…………。
……一発で出せとはいわないけど「見て」るんだから、候補に入れてくれてもいいじゃないの、ことえりちゃん。よけいな単語は覚えてくるのになー。
ちなみにこの(略して)「妖俺」、普通にBLなので書くの控えていたんですけど(今更)、今回は駄目でした……ううう。椹野道流先生、たまに悪魔のような人だと思ってはいますが………いつも思うんですけど、どうしてこう、キャラクターを(物理的に)痛めつけるときには容赦がないんだろう……読んでいる側としては物理的に痛い目見ているキャラクターの、その時の可愛そうなぐらいの、場にそぐわない痛々しいいろんな思いに引きずられ、作者に苦情の一つも云いたくなるとゆー(笑)。なにもそんなダブルで痛めつけなくたっていーじゃないですか!!!
というわけで、かなり痛かった……大人の世界は怖いので「妖俺」シリーズは読んでませんとかいう人もいるかもしれない(いるかな)。
「奇談」シリーズでゆーと「土蜘蛛」「海月」でぼろぼろになった記憶のある方は、とりあえず涙対策をしてから読みましょう……私は油断していました(泣)。発売日に気付かなかったぐらい。←それは別問題。
奇談シリーズには最近ちょくちょく出張中のふたり、妖魔(まだ一発で出ない)の司野と下僕の正路。今回は正路が陽炎の呪にかかって5歳児に! という絵的には大変プリティな事件ですが、読んだら児童福祉関係者が苦言を呈すんじゃないかとゆーくらい(大げさ)しんどかった………。反面、事件解決後の進展も大きかったんですけどね、……天本とちがって、しっかりきっかり元は取るよな、司野……(笑)。
奇談シリーズで見る時と、こっちで見る時とで主役二人の印象が違うのは「視点」のせいに他なりませんが、こっちで見る司野の人間臭さレベル上昇ぶりが、とってもわっかりやっすく見られる、5巻です。ちなみにすげー痛い目にあったのは(やっぱり)正路。考えてみれば一巻で初登場時から既に死ぬほど痛い目にあってるんですが(てゆーか死ぬところだった)。
とゆーことはそろそろしのっちが物理的に痛い目にあう日もくるんでしょうか。いや、来たらまずいだろ、司野弱る=正路給油(違)。多分、今回みたいに精神的に痛い目にばっか遭うんでしょう……問題は本人がそれを辛かったと具体的に理解出来ていない(認めない)とこで。
「離れるな」
とゆーたった4文字の司野の台詞に転げ回りそうになりました。
それ殺し文句!? いや、普通に文字通りの意味で云ってたらしいんですけど。なんでこんな台詞で暴れそうになったのか自分でも謎です! ちなみに口絵がこのシーンなんですが……こっちは絵的にやばかった…らしい(すみません、小さい子供は好きですが、そっちの趣味はないんで)。
奇談でもこっちでも思うんですけど「妖魔」的視線っておもしろいんですよね。色々取っ払ってみれば、司野や小一郎のものの見方や考え方はたいていにおいて正しい。想像力を働かせて、広い視点でものを見たり考えたりというのは大切なことなんですが、たまに彼らの「それだけのことだろう」みたいな物言いには「そーですね」と苦笑を禁じ得ません。
今後もますますシニカルでたまにかわいい「妖魔」たちから目が離せませんよ。ちなみに来月頭には「奇談」も新刊が!! ……ほ、本棚片付かない…………(今月に入って何冊買ったかは内緒です……)最近何してるのって云われても「仕事して家事やって本読んでる」としか答えようがない感じ!!!
話はちょっとそれますが、私が「奇談」シリーズでぼろぼろになった巻は「蔦葛」でした。どのぐらいやばかったかって、覚えてないくらい大作のファンレター(苦情まじり)送っちゃったんですよ。当時はちょくちょく送っていたファンレター(ちなみにペーパーに手紙の裏のらくがきまんががのっかっちゃったことがある)ですが、あのときはもう他人事じゃなかったんですよ。
うっかり、同じような境遇に立っていたんです、私。
読んだ人はあの巻で「誰」が「どんな」境遇に立っていたかご存知でしょうから、ここには書きませんが(っつかここに書くのはどーかと思ったんで)、なんてこった、タイムリーにも程がある! と滅多にないほど感情移入しちゃってたと思います……思い出しても嫌すぎる、めんどくさいばかりか苦しいわ悔しいわで、イザって時は簡単派の自分でも嫌になるぐらい、がんじがらめになっていた時期だったんですよ!!
かなり動転・興奮・精神不安定になっていたと思うんですが……おそろしいことに半年近くあとに先生ご本人から、すーーーーーーーっごく言葉を選んだであろう素敵かつ、簡潔な励ましのお言葉をお返事いただけました。当時の私の問題が片付いた頃だったのもあって、嬉しい反面、大変申し訳なく思ったのを覚えています。
それ以来、お手紙は控えているんですけど(ファンサイトもROMです)、ひさしぶりに「あんまりいぢめないでーーーー(泣)」と苦情を一発入れたくなった「妖俺」新刊でした、とゆーことで。
サイトデザイン大胆変更のためのお絵描きをしよーかと(遅)。
レイアウトだけじゃなんにもならないよ、私…………。
by borzoi_w
| 2005-06-12 14:53
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